![CAE解析](image/cae-analysis.jpg)
AnyBody 適用例
![モーターバイクに乗る人體姿勢](image/anyim_18_r1_c6.jpg)
※OpenFOAMのmotorBikeチュートリアル付屬データ
を使用しています。
![](image/ai-19.gif)
この例題は、モーターバイクに乗る人體姿勢の
AnyBody解析結果を示します。
3秒で0~100km/hの加速度により、最大筋活動量が受ける影響について検討することを目的とします。
また、加速度で乗る人に生じる力により、シートクッションの沈みが推定されます。
- ① 人體姿勢の設定方法
- 「Human」という人體モデルテンプレートを使用します。
「Mannequin.any」の姿勢設定ファイル內で、モーターバイクに乗車した姿勢を設定するために、人體の各部位に対する角度を設定します。
※ 初期設定で、姿勢設定は、左右対稱です。両側を設定する必要はありません。
- ② 接觸面と加速度の追加
-
モーターバイク形狀のSTLがあれば、AnyBodyにインポートが可能です。また、STLファイルがない場合も、「人體/モーターバイク」の接觸面を定義することで設定が可能です。
「Environment.any」の環境設定ファイルの中で、シート、左右のステップ、左右のハンドルを追加します。
はじめに、接觸面を作成してから、人體との接觸條件を設定します。
設定されている人體ノードと、作成した表面ノードに「AnySphericalJoint」という球面関節條件を設定します。
骨盤とシートのジョイントには、沈みの計算のため、「FDK」という力依存運動力學ソルバーを有効にし、クッションの剛性を設定します。
最後に、バイクの加速度は、人體の質量中心に伴う力として定義されます。
- ③ 解析結果
-
逆動力學解析である「InverseDynamics」を実行すると、設定した姿勢を維持するために、
人體筋肉活動等の結果が得られます。これらの狀態で、加速中に最大筋肉活動は33%となります。
また、推定されたシートクッションの沈みは1.7mmとなります。
※ 比較値:起立姿勢は、13.8%となります。
下記のアニメーションは、加速中に各筋肉の最大活動量の変化とモーターバイク速度が表示され、加速度で生じる力を矢印として示します。
![最大筋活動量コンター](image/anyim_18_r7_c3.jpg)
![最大筋活動量コンター](image/AB_Case1_150116.gif)
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